【IF Another despair】意識の朽ちた鷹は再び飛翔するか

…それは、
あってはならない未来 

それは、
なるべくしてなる未来


 …鷹は、
この未来《せかい》を望むのだろうか… 




…と言う訳で触発されたので参加です。

…どっちの味方、とか傲廉の性格上出来なさそうなので、彼の扱いはこうなりました。

中身はほぼアンオフィシャルです。

『夏の訪問者』

暑い日はほぼ毎回『夏日』近辺まで行き、寒くなる日は一気に寒くなっていたこの夏。

来たばかり、という状況もあって里に帰るのを今回は止めておいた俺は、
下宿先の唯一の涼である『ラクトアイス』を買って部屋に戻った。

…そこにいたのは…

「おや、お帰り。久しぶりですね。」
「…なんでここにいるんだよ、兄者。」

忍びとして先に里から巣立ち、忙しく闇を飛び回っているはずの兄者だった。