TW2【シルバーレイン】の自由なる鷹(水練忍者×ブロッケン)こと、甲鬼・傲廉の不定期手記
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…それは、
あってはならない未来 それは、 なるべくしてなる未来 …鷹は、 この未来《せかい》を望むのだろうか… …と言う訳で触発されたので参加です。 …どっちの味方、とか傲廉の性格上出来なさそうなので、彼の扱いはこうなりました。 中身はほぼアンオフィシャルです。
人によっては案外軽いその事柄は、負荷を背負ったままの優しすぎる【鷹】には重すぎた。 『兄』が引き連れていたゴーストたちを一人で殲滅させ…彼の心も崩壊した。
数年後…20XX年
【鷹】は、ぼんやりと頭上にある鉄格子から降り注ぐ月光を見上げていた。 …そのとき、不意に《波》を『感じた』。 その次の瞬間、真っ白だった頭にあふれ出したのは、【壊れる前】の日々の記憶。 つらい【戦争】のあと、重傷者を気遣いながらはしゃいだ祝賀会
「…いんなり…あいらい…」 長い間使われなく、回らなくなった舌が動き、言葉をつむいだ。
「長、そろそろ決めないといけないんじゃないか?」 大人たちの口から漏れるのは、【鷹】をどうすることか。 里長は感じていた。 …決断は… 「…わかった。『傲廉』は近日中、遅くとも2~3日中に消えてもらうこととする。」 一瞬の沈黙のあと、場がざわめく。
男が一人、会議の場に飛び込んできた。 「どうした!?」 場が一気に慌しくなり、座り込んでいた大人たちが全員立ち上がり、あちらこちらへと走り回り始める。 忍びからくりの隠し戸の奥に仕舞われた、古いタイプの金庫。 政府に【鷹】の始末の報告をした際、「消失した」と偽ってまで形見として残そうとした、
「…傲、廉…」 息を呑み、呼びかける。 「…いっへ、ふる。」 回らない舌でつむがれた言葉は、それでもしっかりと「行ってくる」と取れた。 「ど、どこへ…」 問おうと思った里長は、【鷹】が視線を向けた方角を見て気づいた。 その方向は、長期休みが明けたあと、必ず【鷹】が向かう先。 【封鎖特区・鎌倉】の方向
里長は持っていたカードを【鷹】に差し出す。 「気をつけていっておいで。『友達』に会いに行くのだろう?」
「…あいあおう」 受け取って【鷹】が発した言葉は、笑顔と伴ってきちんと『お礼』に聞こえた。
「…いっれ、きます。」 そういって里長に会釈すると、【鷹】はその場から掻き消えた。 …誰もいなくなった庭。 【鷹】を探す周りの喧騒が、遠くに聞こえていた。
始まりにして終わりの地、鎌倉。 世界結界はもはや意味をなさず、 敵性来訪者の来襲、そしてシルバーレインによるゴーストの発生により荒廃した地。
「蓮碧の里」の里長が【隠蔽罪】と【管理不行き届き】もろもろの余罪追求、里そのものに政府の家宅捜索が入った朝…
忍びの潜入能力と鋭敏感覚を駆使し、誰にも気づかれることなく荒廃した懐かしい場所の地を踏む。
【封鎖特区危険人物ファイル:№27835】 本名:甲鬼・傲廉
何かは不明だが、【きっかけ】を持って廃人状態から半回復。地下牢から脱出後、忍び技を駆使して【鎌倉】に潜入する。 外見が成長した以外は…服装やいでたちは【学生】であった頃と変わらない。 傍目は徘徊する廃人浮浪者の動きだが、戦闘開始になるととたんに『熟練能力者』の動きにシフト。 思考の回復度合いは中ほど。自立思考、能動行動、受け答え、意見を言うぐらいまでは回復している。(舌が回っていないが)
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プロフィール
HN:
甲鬼 傲廉
性別:
男性
職業:
水練忍者×ブロッケン
自己紹介:
中学の頃学園祭直前に銀誓館学園に転校して来た少年。
鷹のように鋭い眼差しを持ちながら、暢気で明るい雰囲気、そして『自由』と『誇り』を持つ
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